[2006/10/17]
ひまわり証券(東京都港区、代表取締役社長:山地一郎)1)と株式会社グルージェント(東京都渋谷区、代表取締役社長:栗原傑享)は、2006年8月19日、ひまわり証券のウェブサイトをリニューアルいたしました。このシステムは、ウェブフレームワーク「Struts」、DIコンテナ「Seasar2」、O/Rマッパー「S2Dao」、Webテンプレートエンジン「Mayaa2)」等のオープンソースソフトウェアを利用して構築しています。
既存のウェブサイトのシステムは商用のプロダクトで構築されていました。しかしこのプロダクトは、画面を構成するタグにロジックを記述するためデザイナとプログラマが協働しづらいという欠点がありました。さらにデザインとロジックが混在してしまう事で、だんだんと構造が複雑になりメンテナンスが困難になっていきました。
新システムでは、「デザインとロジックの分離」を特徴とするMayaaを採用し、デザイナとプログラマの作業を明確に分けました。このため、デザイン変更の影響でロジックが変わってしまうことや、ロジック変更の影響でデザインが崩れたりすることがなく、効率的に開発をすることができました。
ひまわり証券のウェブサイトは、画面数およそ1000、月間800万ページビュー(ピーク時2400ページビュー/分)を越える大規模かつ高負荷なサイトで、ページの多くは、リアルタイムなマーケットを反映させるために動的な要素を含んでいます。さらに、今後も顧客数の増加に比例してアクセスの増加が見込まれ、より高い負荷がかかることが予想されます。さらに、口座開設手続がインターネット上で完結するオンライン口座開設サービスや、タイムリーなマーケット情報提供など、ビジネスの性質上、可能な限りダウンタイムの短い運用が求められるため、高い可用性が必須となります。
これらの条件を踏まえ、アプリケーションサーバには2台のApache Tomcatでクラスタリングを構成して冗長性を確保しました。さらに同構成のTomcatクラスタを3組使うことで可用性を向上させました。また、Java VMには高い性能と管理の容易さを謳うBEA JRockitを採用しました。その上Mayaaにも大幅に手を加え高負荷に耐えられるようにチューニングを施しました。
以上の取り組みにより、現状の3倍の負荷にも十分に対応可能な、高い可用性とパフォーマンスを持つシステムを構築しました。