Gluegent User Meeting 2025 for Gluegent Flow〜 効率化のその先へ 〜ユーザー会 レポート
こんにちは。Gluegentセミナー担当です。今回は2月19日(水)にGluegent Flowのユーザー会が開催されました。
今回は、弊社オフィスを会場としたオフラインと、Zoomのオンラインのハイブリッドで行われました。
本レポートでは、その様子をざっくりとお届けします。

プログラム
1.ご挨拶
サイオステクノロジー株式会社 執行役員 Gluegentサービスライン サブヘッド
平松 寛司
2.「効率化のその先へ」を見据えたお客様の事例紹介
サイオステクノロジー株式会社 Gluegentサービスライン
及川 光
3.意識次第でツールの価値は向上~~~ イチ企業の変革推進事例 ~~~
株式会社スペース DX推進室
高山 久司 様
4.アップデート&ロードマップ
サイオステクノロジー株式会社 Gluegent サービスライン Gluegent Flow プロダクトマネージャ
松本 明丈
5. Q&A
それでは、内容にまいりましょう。
1)ご挨拶
平松より、Gluegent Flowの近況をご報告しました。
Gluegent Flowは、業務タスクとプロセスの最適化を通じて生産性向上およびDX促進を支援しております。昨今のお客様のニーズの多様化に伴い、2024年は新プランの提供を開始したこと、新たな機能として外部サービスとの連携機能や生成AIを活用したユーザーアシスト機能をリリースしたことの紹介がありました。また総務省が後援する「第18回ASPICクラウドアワード 2024」において、準グランプリを受賞したことの報告がありました。
2)<「効率化のその先へ」を見据えたお客様の事例紹介>
ここからは具体的にユーザー企業の使用例について、弊社及川より紹介させていただきました。
Gluegent Flowをご検討いただくお客様の当初の課題は、紙の運用によるコストや時間がかかること、他システムとの連携がうまくいっていない等の理由が多いかと思います。しかしながらGluegent Flowをもっと活用いただくことによって、当初の課題以上の効果が得られます。
1社目は日本ノボパン工業株式会社様の、工場の設備保全管理で活用いただいている例です。
ある工場では、設備保全管理業務は内製したシステムで管理していましたが、Gluegent Flowへの移行が進んでおりませんでした。そこで、弊社カスタマーサクセスにご相談いただきました。
もともと予算の計画や消化状況をスプレッドシートで管理されていたため、Gluegent Flowで決裁された金額をスプレッドシートに自動で転記することにより、手間なく集計に活用できるようになりました。
以上が、及川の説明です。ここからは私の補足です。Gluegent Flow自体に集計機能はありませんが、スプレッドシートに自動でデータを吐き出せる機能があるため、別のデータとの突合や参照データを活用することもでき、より自由に申請データが活用できるのではと思います。
日本ノボパン工業様の事例は、導入事例ページでもご紹介していますのであわせてご覧ください。
続いては、某住宅設備メーカー様の事例です。こちらも及川による説明です。
このお客様は、従業員の入退社履歴が多く、関連システムへの登録が一部手作業となっており、稀にミスが起こることもありました。そこで、Gluegent Flowで決裁された情報が各種システムへ反映されるよう、自動化を行うこととなりました。
手順としては、入退社手続きの申請をGluegent Flowで行います。決裁されたデータをSharePoint上のExcelに自動転記します。その後、ExcelデータをCSVに変換し、既存のID管理システムにデータを自動で反映させるというフローとなります。
以下、私の補足(宣伝)です。上記の図では、Gluegent Flowが行うのはExcelへのデータ転記までです。ExcelデータをCSVに変換するのは、弊社がご提供しているツールGluegent Bridgeが行います。Gluegent Bridgeは有償のサービスとなりますが、Gluegent FlowのBusiness プラン、Premiumプランをご利用中のお客様は追加費用なくご使用いただけます。既存のシステムとのデータを橋渡しできるとても便利なツールなので、詳しく知りたい方はぜひお問い合わせいただくか、Gluegent Bridgeの紹介ページをご覧ください。
続いては、Gluegent Flowをフル活用いただいているお客様によるプレゼンです。
3)<意識次第でツールの価値は向上~~~ イチ企業の変革推進事例 ~~~>
株式会社スペース DX推進室 高山 久司 様
スペース様は創業100年を超える不動産賃貸管理を主なビジネスとしている会社で、高山様は社内DXや業務改革推進を担当されています。同社はコロナをきっかけとして、これまで取り組んでいたBCP対策やDX推進に更に注力することになりました。でも、、、
DXの取り組みの当初は、社員の方の反応も芳しくなかったとのこと。例えば、ある業務が自動化されると聞いて自分は退職しなければいけないのでは?という不安の声も上がったとか。そんな中、社員の方と個別に面談を行い、「楽をして、仕事をしましょう!」を合言葉にしながら成功体験も重ねつつ、およそ1年をかけて社内のDXに対する共通認識を醸成していったそうです。
そして、オンプレミスの稟議システムをリプレイスすることになり、Gluegent Flowを採用いただきました。
スペース様は、導入の推進者としてIT部門の方でなく営業のマネージャ―をアサインされました。その方がGluegent Flowを触ってみたところ、ご自身でもかんたんに設定できたことで、「面白いんじゃない?」と意識が変わり、当初想定した稟議以外に部下の業務管理にも使用いただけることになったそうです。
さらに、Gluegent Flowはどうやら稟議システムだけではない、ということにも気づいていただき、現在は入居申し込みの業務フローにご活用いただいているとのことです。Gluegent Flowが担うのは契約に関する審査のフローですが、Gluegent Flowを導入いただいたことで漏れがなくなったとのことでした。
高山様が1年をかけて社員との対話を重ね、Gluegent Flowを導入いただき、社内でご活用いただいた結果、どうなったか。社員には自分たちも参画して良いのだという意識が醸成され始め、現在は、他のツールの活用も含め自動化などの要望が30以上も挙がっているそうです。
このように、Gluegent Flowを導入が社員の方の意識変革にも役立ったというお話を伺うことができ、本当に嬉しく思います。スペース様の事例はこちらのページでもご紹介しています。
最後に、スペース様からは「ワークフローシステムではなく、将来的には業務変革を実現するためのツール」としても良いのではというお言葉をいただきました。
まだ機能としては不足している部分もありますが、Gluegent Flowは、稟議やワークフローはもちろん、業務プロセスを最適化するツールとしてもご活用いただくべく機能開発やご提案を行っています。どう活用すればよいかわからない、というお客様はぜひ、我々を使い倒していただき、業務変革にお役立ていただければ幸いです。
4)アップデート&ロードマップ
続いて、Gluegent Flow プロダクトマネージャ 松本より、2024年の振り返りと2025年の展望についての話がありました。
2024年の主なトピックは、以下のとおりです。
1)添付ファイルプレビュー
2)路線検索
3)Teams リソース管理
4)ユーザーアシスト
5)新プランのご提供
2025年のロードマップとしては、以下のとおりです。詳しくお伝えできないのがもどかしいですが、楽しみにお待ちいただければと思います。
1)テーブル型の入力フォーム
2)ユーザーアシストのアップデート
5)Q&A
最後は質疑応答です。詳細は割愛しますが、スペース様が実感されている効果や導入のきっかけ、現在の運用体制についてお客様から質問がありました。
他には、Gluegent FlowやGluegent Bridgeへの質問がありました。
ユーザー会に限らず、弊社サービスへの質問やご要望は随時受けつけておりますので、ぜひお気軽にお問い合わせください。
さいごに
ユーザー会のレポートは以上となります。スペース様のお話は、単にツール(Gluegent Flow)の導入にとどまらず、同社が抱えていらっしゃった課題や現在の社内の意識の変革に至るまで、大きな時間の流れでお話いただき大変学びの多い内容でした。同時に弊社へのご要望やアドバイスもいただきましたので、さらにお役に立てるようメンバー一同精進してまいります。
お忙しい中ご登壇いただいた高山様、ご参加いただいたお客様には、大変感謝いたしております。ありがとうございました。
実際のご利用者をお招きしてお話いただくイベントは現在のところユーザー会のみですが、弊社では、毎月「レクチャー会」というオンラインイベントも開催しています。この会ではお客様からよくいただく質問や新機能のご紹介等を行っておりますので、ぜひお気軽にご参加ください。