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ランサムウェア対策に ゼロトラストを導入すべき3つの理由

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ランサムウェアとは、マルウェアの一種です。暗号化などでファイルなどを使用できない状態にして、そのファイルを元の状態に戻すことと引き換えに金銭を要求するという特徴があります。身代金を意味する「Ransom」と「Software」を組み合わせた造語です。

2017年には、ランサムウェア「Wannacry」が世界中で猛威を振るい、工場や医療機関に感染し、操業停止や手術、診療の中止といった大規模な被害をもたらしました。

マルウェアは、感染すると自力で修復することが非常に困難なうえに、金銭を支払ったところで元に戻る保証がないため、事前に対策をしておくことが重要です。

ランサムウェア対策に ゼロトラストを導入すべき3つの理由
 目次

ランサムウェアの仕組み

ランサムウェアの仕組み

ランサムウェアには、4つの侵略の過程があります。

まず、ランサムウェアの展開・実行のために攻撃者は初期侵入をします。初期侵入とは、事前に標的の内部ネットワークに侵入することを指します。その侵入方法としては、VPNやRDPの脆弱性を悪用したり、フィッシングメールなどが挙げられます。また、アンダーグラウンド上では、企業のアクセス権が販売されていることもあります。

内部ネットワークへの侵入に成功した攻撃者は、内部活動を試みます。内部活動とは、遠隔操作ツールで端末を操作して権限の獲得をすることです。このとき、攻撃者はなるべく大きな権限を獲得しようとします。内部活動中の攻撃者は、不正なプログラムではなく、正規ツールを使用することが多いため、侵入に気付かれにくくなっています。

次に、攻撃者はデータの持ち出しを行います。強力な権限を得た攻撃者は、脅迫を行うため、情報を盗み出します。これらの情報は、クラウド上や攻撃者のサーバーにアップロードされてしまいます。

最後に、攻撃者は標的にランサムウェアを実行します。ランサムウェアが展開されると、ファイルは暗号化され、標的の端末上に金銭を要求する画面が表示され、脅迫されます。ここまでの侵入過程を検知できなかった標的は、この脅迫画面が表示されて初めてランサムウェアの攻撃に気付きます。

リモートワークによるランサムウェア被害の増加

リモートワークの普及によって、企業のセキュリティリスクは増加しています。その結果、ランサムウェアの被害も増加しています。

リモートワークでの感染経路で多いのがVPNです。リモートワークのためにVPNを導入する企業が増えていますが、攻撃者はその脆弱性を狙っています。

VPN機器のアップデートを怠り、脆弱性のあるまま使っていると簡単に感染経路になってしまいます。

ランサムウェアにゼロトラストが有効な3つの理由

ランサムウェアの対策には、「ゼロトラスト」が有効です。ゼロトラストとは、全ての通信を完全には信用せず、全ての通信に対して安全性の検証をするセキュリティの概念です。ここからは、ゼロトラストがランサムウェアの対策に有効な理由を3つ紹介します。

①被害が広がりにくい

1つ目は、ゼロトラストは攻撃を受けたとしても被害が広がりにくい点です。ゼロトラストには、最小権限の原則があり、攻撃者が侵入に成功したとしても閲覧できるデータは限られたものになります。これにより、データ流出などのリスクを最小限に抑えることができます。

②ウイルスの早期発見が期待できる

2つ目は、ウイルスの早期発見が期待できる点です。サイバー攻撃の手法も日々進化しているため、どんなに優れたセキュリティソフトを導入しても、残念ながら100%の安全を保障することはできません。

そのため、侵入を防ぐよりも、ウイルスや感染経路の早期発見が非常に重要です。ゼロトラストは、侵入を許したとしても、インシデントを早期に検出し対応が可能です。

ゼロトラストは、ユーザーが情報にアクセスする際には、その都度認証を受ける必要があり、その全てのトラフィックを記録し検査するセキュリティモデルです。被害を受けた際には、この履歴を調べることですぐにインシデントを発見することができます。

③管理コストが削減できる

3つ目は、管理コストが削減できる点です。従来のセキュリティモデルで、セキュリティを強化するには、ファイアウォールの増強、生体認証やカードキーなどを増やしてアクセスを煩雑化させる必要がありました。しかし、これらのハードウェアの保守運用には莫大な費用がかかってしまいます。

ゼロトラストでは、クラウド上で認証が行われるため、ハードウェアのコスト削減に繋がります。セキュリティ管理のコストも、クラウドでの認証に一元化するため削減することができます。

他にもあるゼロトラストのメリット

ここまでは、ランサムウェアの対策にゼロトラストが有効な理由を紹介してきました。ここからは、他にもあるゼロトラストのメリットを紹介していきます。

①通信速度が向上する

ゼロトラストは、通信速度が向上するというメリットがあります。従来は、安全に作業するためには出社するか、VPNへ接続する必要がありました。

ゼロトラストでは、端末自体に認証を行うため、ネットワークの内外という概念がなくなります。認証を受けたユーザーは、場所を選ばないクラウド上での作業が可能になるため、安定した通信速度で快適な作業ができます。

②ユーザーの追加/削除が容易になる

ゼロトラストは、ユーザーの追加と削除が容易になるというメリットもあります。ゼロトラストでは、クラウド上で認証を行うため、ユーザーの追加と削除を一元管理することができます。

従来のVPNなどのユーザーを一元管理できないセキュリティモデルでは、ユーザーの追加作業が煩雑になってしまったり、ユーザーの削除忘れが発生して重大なセキュリティリスクに繋がってしまう可能性もあります。

③通信セキュリティを専門業者に任せられる

ゼロトラストは、通信セキュリティを専門業者に任せることができるというメリットもあります。ゼロトラストのセキュリティモデルのソリューションを採用すると、24時間365日体制の監視や分析などのサポートをしてくれるベンダーもあります。

日々進化するサイバー攻撃から情報を守るためには、自社で行うようなセキュリティ対策ではなく、専門業者によるサポート体制が有効です。

④IDaaSとの相性が良い

ゼロトラストには、IDaaSとの相性が良いというメリットもあります。IDaaSは、ゼロトラストの基盤となるID管理とアクセス制御を実現します。

IDaaSを導入することで、ユーザーのIDの一元管理が可能となります。ユーザーの現状を把握し、追加や削除、さらにユーザーに対するアクセス制御をすることで、ゼロトラストのセキュリティモデルを実現する基盤となります。

まとめ

ここまで、ランサムウェア攻撃についてとその対策に有効なゼロトラストというセキュリティモデルを紹介してきました。

サイバー攻撃は、日々進化しており、大切な情報を守るためにはゼロトラストの「全てを信用しない」という考え方が必要です。従来のVPNのような脆弱性のある環境でリモートワークを続けることは非常に危険であると言えるでしょう。

ゼロトラストのセキュリティモデルを構築する基盤となるIDaaSも含め、導入を検討してみてはいかがでしょうか。

ぜひお気軽にご相談ください

IDaaS「Gluegent Gate」はシングルサインオンによるユーザーの利便性・セキュリティ向上に加え、
ゼロトラストの構成要素に欠かせない統合的なID管理を実現します。

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