SharePoint ワークフロー廃止の全体像
いつまで使える?移行は必要?代替手段までフェーズ別に整理
Q.SharePoint ワークフローは本当に廃止されるのですか?
A. はい。SharePoint 2013 ワークフローはすでに新規作成が停止されており、今後は既存ワークフローも段階的に利用できなくなります。
Q.いつまで使えますか?
A. 既存環境での実行は可能な期間がありますが、最終的には完全に削除され、延長や例外措置は予定されていません。
Q.Power Automateに移行すれば問題ありませんか?
A. 内容によっては移行は可能です。ただし、単純移行はできず、再設計が必要です。また、運用規模や承認フローの複雑さによっては課題が発生するケースがあります。
Q.SharePoint Designerを使ってきましたが代替はありますか?
A. 公式サイトでは、Power Automateを推奨しています。その他の候補としては、ブラウザベースで設計・運用できるワークフロー製品が代替候補になります。
SharePointwワークフローについて、「廃止されるらしい」と聞いたばかりの方と、「Power Automateへの移行予定だが、このまま進めて良いのか慎重になっている方」方、「Power Automate以外の代替ツールを検討し始めている」方では、必要な情報は大きく異なります。本記事では、SharePoint ワークフロー廃止を起点に、検討フェーズ別に押さえるべき論点と読むべき情報を整理します。
目次
SharePoint ワークフロー廃止で何が起きるのか【現状把握フェーズ】
SharePoint ワークフロー(特に2013ワークフロー)は、Microsoftのクラウド戦略転換により段階的な廃止が決定しています。新規作成はすでに停止され、今後は既存ワークフローも管理・実行・参照ができなくなります。重要なのは「今すぐ止まるか」ではなく、「止まった後に何も確認できなくなる」点で、構築したワークフローがブラックボックス化するリスクがあります。この段階では、自社テナントにどれだけ旧ワークフローが存在するかを把握することが最優先です。
▶ 詳細なスケジュールと管理者が最初に取るべき行動は【廃止スケジュール解説記事】
移行は必須?Power Automateで足りるのか【移行検討フェーズ】
廃止が確定している以上、業務で使っているワークフローは何らかの形で移行・再構築が必要になります。MicrosoftはPower Automateを後継として位置づけていますが、SharePoint ワークフローからの自動変換手段はなく、実態としては一から作り直す必要があります。小規模な通知や簡易承認であれば問題にならなくても、承認者が多い稟議や部門横断フローでは、実行制限・ライセンス・保守運用の負荷が顕在化します。このフェーズでは「作れるか」ではなく「運用し続けられるか」という観点が重要です。
▶ Power Automate移行の落とし穴と判断基準は【移行検討記事】
Power Automate以外の代替手段も検討すべきケース【代替検討フェーズ】
SharePoint ワークフロー廃止への対応としてPower Automateを検討しているものの、承認経路が複雑な場合や全社統制を重視する場合には、「本当にこのままで大丈夫か」と不安を感じるケースもあります。Power Automateは柔軟性の高い仕組みですが、すべての承認業務に適しているわけではありません。こうした背景から、SharePoint ワークフロー廃止後の代替手段として、Power Automate以外の選択肢も含めて整理し、どのような企業に専用ワークフロー製品が向いているのかを解説したのが次の記事です。
▶SharePoint ワークフロー廃止後の代替手段と現実的な選択肢を整理する【代替検討記事】
あなたが今知るべき内容はどれか
・「いつ止まるのかを正確に知りたい」「上司に説明したい」→ 廃止スケジュール解説
・「Power Automateで本当に大丈夫か判断したい」→ 移行検討解説
・「現場で使える代替ツールを探している」→ 代替ツール比較解説
まとめ
SharePoint ワークフロー廃止は、単なる機能終了ではなく、業務プロセスと運用体制を見直す転換点です。本記事では結論を一つに絞らず、検討フェーズごとに必要な情報へ最短でたどり着けるよう整理しました。まずは自分のフェーズを見極め、該当する解説記事から具体的な検討を進めてみてはいかがでしょうか。


